ホスピタルアート


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ホスピタルアート

医療の現場において必要な「ふれあい」その役割を担うのがアートだと考える。

めざましい医療技術の進歩により、どれだけ多くの生命が救われているか分かりません。
これからも、その技術の進歩と改革はとどまることはないでしょう。
しかし、その一方で技術優先の中にあって、大切なことが置き去りに去れていると言うことに、人々は気づきはじめました。

「患部に手を当てる」という素朴で原始的な「手当て」は、人と人を「気持」で繋いできた治療法のひとつです。
今、医療の現場において、その手当てとなるべき「ふれあい」が強く求められています。厳しい現状であればあるほど必要性は高まります。現代においては、その「手当て」は「アート」が引き受けることになります。

色・形であったり音や香りや光が人間の五感に優しい刺激を与え、対話がはじまり、生きることへの前向きな姿勢が整うようにも思えます。それだけに、医療現場でのアートは、作家の芸術作品ではなく、ひとつの薬のように処方箋が必要ではないかと思います。