蓮は一日の始まりに開花し、清楚で美しく、その形は印象的です。
亡くなられた方を想い、存在を感じる場所、心を慰める場所として、視覚化された時を持っていただきたちと思います。
写真を印画紙にプリントするのではなく、日本の和紙に定着させる事にしました。
使用した石州和紙は1300年間漉き続けられ守られてきたもので、日本の伝統的工芸品 重要無形文化財の指定を受け、またユネスコ無形文化遺産にも認定されています。
和紙の持つ柔らかな質感は自然そのものです。写真を和紙に定着させるという表現方法を通じ、蓮の持つ幽玄を感じていただければと願います。
大切な方を亡くされた悲しみ苦しみを慰めるお手伝いができればという思いで制作いたしました。(桐田和雄)
【施行 2010年】
1951年 島根県浜田市に生まれる。1984年キリタスタジオ設立。
杵島 隆に師事。
著書 「優しいウイーン菓子」(小学館)「とっておきのインド・ベンガル料理」(マガジンハウス)等
1986年 毎日広告症奨励賞受賞 公共広告賞準優勝受賞
1987年 第1回読売広告大賞優秀賞受賞
2002年 第19回読売広告大賞優秀賞受賞
社団法人 日本写真家協会会員