広島市内の五日市に5年程前にオーナー自らが内装し、開業した中古車販売店「サンボレ」。
「男の世界」で「夫の高価な趣味」である車が、この不況や環境問題におされ「ファミリー使用」の存在となり、見瀬を訪れる客層にも変化が起きている。さらなる飛躍には、プロの意見を求め、家族を意識した店づくりが必要と考え、私に依頼があった。
今回、広島工業大学の女子学生キャリアデザインセンターにも仕事として依頼し、女子学生3人が塗装を手がけた。
長方形の箱のような店の形状はからの無機質空間からの脱出は、色の力を視覚につなげるしかありません。
そこで、長方形を丸みのある正方形と感じさせるために
長い壁面を、やや後退色である緑色(今回は、グラスグリーン)
短い壁面は進出色である黄色(今回はサワーイエロー)を使用。
これによって長方形は狭く感じるが、中央に一体感をもつ空間としました。
緑色は「安全」、黄色からは「希望」を表現しています。